2020年に肺癌の診断A病院にて抗癌剤治療を開始し癌の進行を抑えていたが、2022年3月に再発。以後、抗癌剤継続は難しいと判断され、緩和治療の方針となりB病院に転院。
肺癌の進行にて呼吸状態が悪化傾向 → 酸素吸入を開始されていた癌による疼痛あり → 医療用麻薬を使用
「コロナ禍であり、家族と面会できない」「体力が落ちており、残された時間が長くないと自覚されている」 → 自宅に帰りたいという強い希望ありB病院地域連携より当院に相談あり、すみやかに退院前カンファレンスを施行。
自宅に帰してあげたいが、全身状態が悪く、病院でなくていいのかと不安あり。
診察上、残された時間は長くないと判断。カンファレンス翌日の退院を目指し、 在宅酸素・在宅薬局などの手配。ご家族様に寄り添い、不安を軽減できるようサポート。
カンファレンス翌日に退院し(酸素10L 必要な状態)、退院翌日に自宅にてご家族様に囲まれご逝去された。ご家族様より、「不安だったが、最期を自宅で迎えられて良かった」と。
癌などによる病気の症状は急激に進んでしまうことがあり、 自宅に帰るのが不安に感じられる患者様、 ご家族様がいらっしゃると思います。 当院では自宅でも安心して過ごせるよう全力でサポートして参ります。